緑内障
緑内障(開放隅角緑内障・正常眼圧緑内障)とは
緑内障は、視神経(ものを見るために必要な神経)に異常が起きる病気です。異常が起きると、視野(見える範囲)が狭くなっていきます。
加齢とともに発症することが多く、日本人では40歳を過ぎると緑内障の患者さんの割合が上がります。
言われています
視神経に異常が起きるしくみ
視神経に異常が起きる主な原因は、眼圧(眼球内の圧力)の上昇です。
眼圧は眼球内を流れている液体(房水)の働きにより保たれています。
この循環がうまく保たれないと眼圧が上昇していき、視神経がダメージをうけます。
しかし、眼圧上昇がなくとも視神経がダメージを受け緑内障になることがあります。
これを正常眼圧緑内障といい、日本人にはこのタイプの緑内障になる方が欧米に比べ多いことがわかっています。
眼圧以外の要因も様々あると言われていますが、まだ特定されるに至っていません。
視神経がダメージを受けると
視神経が為ダメージを受けると、だんだんとものが見える範囲が狭くなっていきます。
しかし日常生活では両方の目でものを見ている為、自分では気づかないことがほとんどです。
視野が半分以上欠けていても自覚症状がなかった患者さんが27.9%いたという報告結果もあります。
病状の進行に自分自身では気づけない、そこが緑内障の怖いところです。
視野の変化に気付かないのはなぜ?
人は、両目でものを見ているため、片方の目に見えない部分があっても、もう片方の目でそれを補います。
また、視野の欠けが中心に及ばない限り、視力は低下しないため、病気に気付かないことが多いのです。
緑内障は早期発見、早期治療が大切な病気です。
眼圧が正常なのに緑内障?
以前は、眼圧が高いと緑内障になるといわれていました。
しかし、最近では眼圧が正常範囲(21mmHg以下)なのに視神経が障害される「正常眼圧緑内障」とよばれる緑内障が多いことがわかりました。
日本人の緑内障の約7割が、この正常眼圧緑内障です。
正常眼圧緑内障は、眼圧は正常範囲でも視神経が傷つきやすいので、眼圧の高い緑内障と同じように眼圧を少しでも下げて、視神経が傷つくのを抑えることが重要です。
※視神経の強さには個人差があります。
視野障害の進行
緑内障患者様の視野変化
Humphrey視野計による緑内障視野障害の進行
根木 昭: 標準眼科学 第10版: 90, 2007
早期発見・早期治療
自覚症状に乏しい緑内障に対して最も重要なことは、早期発見早期治療です。
一度傷害された視神経を元に戻す方法はなく、病気の進行を食い止めることが目標となります。
従って出来るだけ早期に緑内障を発見し、治療を開始することが大切です。
治療機器のご紹介
当院では、緑内障をはじめとした眼疾患の正確な診断と適切な治療を行うために、高水準の検査・治療機器を導入しております。
視力や屈折状態、眼圧などの基本的な検査にはマルチファンクション・レフラクトメーター(MR-6000)を使用し、目の状態を総合的に評価しています。
また、細隙灯顕微鏡 スリットランプにより、角膜・前房・水晶体など前眼部を詳細に観察し、治療に影響する異常の有無を丁寧に確認しています。
網膜や視神経の評価には、光干渉断層計(DRI OCT Triton)を導入しており、網膜神経線維層や視神経乳頭の構造を高解像度で解析することで、視野検査よりも前段階の変化をとらえ、早期からの経過観察を可能にしています。
視機能の評価には、ハンフリー自動視野計(ハンフリーフィールドアナライザー HFAⅢ)を用い、視野障害の有無や進行度を精密に測定するとともに、過去のデータと比較することで変化を継続的に評価しています。
さらに、治療の選択肢としてはYAGレーザー(Tango )を備えており、点眼治療だけでは十分な効果が得られない場合などに、状態に応じたレーザー治療を安全かつ的確に行うことが可能です。
当院ではこれらの先進的な検査・治療機器を活用し、正確な診断と継続的なフォローアップを行いながら、一人ひとりに適した医療の提供を心がけています。
- 利用用途
- 屈折異常
- 利用用途
- 糖尿病網膜症
- 加齢黄斑変性症
- 網膜剥離など
- 利用用途
- 加齢黄斑変性症
- 緑内障
- 利用用途
- 屈折異常
- 利用用途
- 主に緑内障
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